京極夏彦のミステリー小説 百鬼夜行シリーズから「魍魎の匣」が舞台化されるとのことです!
タイトルはそのまま「魍魎の匣」ということで、2019年6月~7月にかけて東京と兵庫で上演されます。
本舞台では、脚本を畑雅文、演出を松崎史也が手がけ、主演は“ゴーストギャング”を題材にした「幽劇」を好演した橘ケンチ(EXILE、EXILE THE SECOND)が務めるそうです。
○2019年6月21日(金)~30日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場
○2019年7月4日(木)~7日(日)
兵庫県 AiiA 2.5 Theater Kobe
原作:京極夏彦「魍魎の匣」(講談社文庫)
脚本:畑雅文
演出:松崎史也
出演:橘ケンチ 他
京極堂シリーズとは
原作は京極堂シリーズとも呼ばれており、いわゆるミステリー小説とは少し異なった趣の小説です。
古本屋を営む“京極堂”こと中禅寺秋彦が“憑物落とし”を駆使して事件を解き明かしていくという、若干のホラー要素も含んだ作品となっています。
因みに何を隠そう管理人はこのシリーズが。。。大好きです!!とにかく主人公の京極堂がカッコいい(笑)
戦後の明暗入り混じる混沌とした時代が舞台となっており、読み始めた途端にノスタルジックな雰囲気に引き込まれます。
起こる事件も奇怪のものばかりで、読んでいるうちに関口君(※登場人物)のようにどこか不安な気持ちに駆られてしまうんですよね。
そしてその不安な気持ちを最後に京極堂がきっちり祓ってくれるんです!!
興味がある方は是非とも読んでもらいたいです♪
ただ本シリーズは欠点があるんです。。。それはとにかく本が厚いこと!(笑)通常の小説の2~3倍はあるんじゃないかと思うくらい厚くて重い。そのため、寝っ転がって読むのが困難な小説です。
過去には映画化・アニメ化も
百鬼夜行シリーズはこれまでに何度か映画やアニメなどに映像化されており、題材の面白さから、特に人気の高い『魍魎の匣』が採用されることが多いです。
これまでに公開されたメディアは以下の通りです。
【映画】
○『姑獲鳥の夏』(うぶめのなつ)
原作:『姑獲鳥の夏』
監督:実相寺昭雄
脚本:猪爪慎一
公開:2005年
出演:堤真一、永瀬正敏、原田知世、阿部寛 他
○『魍魎の匣』(もうりょうのはこ)
原作:『魍魎の匣』
公開:2007年
監督:原田眞人
脚本:原田眞人
出演:堤真一、椎名桔平、阿部寛、宮迫博之、田中麗奈、黒木瞳
【アニメ】
○『魍魎の匣』(もうりょうのはこ)
原作:『魍魎の匣』
期間:2008年10月~12月
監督:中村亮介
シリーズ構成:村井さだゆき
キャラクターデザイン:西田亜沙子、CLAMP(原案)
アニメーション制作:マッドハウス
まとめ
舞台化の話を書こうと思ったのに、いろいろと脱線してしまいました。。。
これまでの自分のイメージとして、堤真一さんの京極堂が根強いです。おそらくファンの方はだいたいそのイメージが植え付けられていると思います。
それを橘ケンチさんがどうやって塗り替えていくのかとても楽しみです!
原作が好きなだけに期待も高まってしまいますが、是非ともそれを上回る舞台にして欲しいといちファンとして熱望します!!