Googleが発表した『STADIA』が世界を震撼させた!!

Googleは3月19日(火)、米国サンフランシスコで開催されているGame Developers Conference (GDC)において、クラウドベースのゲームプラットフォーム「STADIA」をしました。

何だゲームか、と思う方も多いかもしれませんが、「STADIA」はこれまでの常識を覆す大きな可能性を秘めているのです!!

「STADIA」は、Google ChromeブラウザをはじめとしたGoogleのサービスを利用する全ての人(約20億人)に向けたゲームプラットフォームと銘打って発表されました。

ゲームプレイ、ゲームストリーム、ゲーム開発、あらゆる分野のユーザーに向けたゲームプラットフォームで、Googleが2018年にベータテストを実施したゲームストリーミングサービス「Project Stream」の発展系に相当するサービスです。

「STADIA」とは、Googleが総力を挙げて開発したゲーム機が不要でお手軽に楽しめるハイクオリティのオンラインゲーム、だということが出来ると思います。

では「STADIA」の何がどう凄いのか、を順を追って説明していきます。

何がそんなにすごいのか?

「STADIA」の特徴として真っ先に挙げられるのは、PCだけでなく、スマートフォン、タブレットに加え、Chromecastに対応したテレビ画面でも同じゲームがプレイできる、という点です。

つまり、現在流通しているインターネットデバイスのほとんどからプレイ可能であるということです。

また、スマートフォンでプレイしていたものを一時中断し、PCでログインすれば、即座にPCで続きをプレイできる同期システムが搭載されています。

(個人的には、細田守監督『サマーウォーズ』のOZ(オズ)の世界をイメージしました。)

更に、本格的なゲーミングPC以上のクオリティのゲームを、リンクにアクセスするだけで最短5秒でゲームが起動し、各デバイスにアプリのダウンロードやアップデートを行う必要もありません。

これは、クラウドベースのゲームプラットフォームの強みであり、本格的なスペックが必要とされていたゲームへの参入障壁を大きく下げることに繋がるのではないでしょうか?

また、販売サイドから「STADIA」を考えたとき、リンクにアクセスするだけでゲームを始めることが出来る手軽さから、Twtter、Facebook、Discord、Googleサーチ、Gmail、redditなど、リンクを貼ることが出来さえすれば、すぐにそこを「STADIA」のゲームストアとすることができます。

この他にも、時代の流れに沿った特徴として、YouTube やウェブのゲーミングコミュニティと簡単に統合できるという機能(「Crowd Play」)を持っています。YouTubeで新作ゲームの映像を見たら際、映像内の「PLAY」ボタンを押すことで、インストール不要ですぐにそのゲームをプレイするようなことも可能です。

つまり、ゲーム実況中に「一緒に遊ぶ」ボタンを押すことで、そのまま配信者とチャットルーム同様の気軽さで一緒にゲームを楽しむことが出来るようになるのです。

もちろん、クラウドベースのゲームプラットフォーム技術はこれまでもいくつもの企業が提供してきました。ただ、そのどれもが世の中にインパクトを与えるまでには至っていないのが実情です。

では何故「STADIA」これほどまでに注目されているのでしょうか?

それは、世界に冠たるGAAFAの一角であるGoogleが、総力を挙げて取り組んだサービスであるからに他なりません。

Googleは世界各国に非常に多くのデータセンターを保有しており、Googleのサービス利用者は20億人に達していると言われていますが、そういった多くの強みをバックボーンとしたゲームプラットフォームであるからこそ、ここまで注目されているのです。

今後の世界的な流れを変える新たな技術だと期待せずにはいられません!!

 

任天堂・SONY株が「STADIA」発表後に急落

20日の東京株式市場において、Googleが年内に「STADIA」に絡んだゲーム配信サービスを始めると発表したことを受け、任天堂やソニーの株価が一時的に4%以上下落しました(下図の赤線部分)。


テレビに接続する必要のある据え置き型や、携帯ゲーム機を手掛けるメーカーの業績に与える影響が懸念されているということです。

更に、「STADIA」は今年中にアメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパにてローンチ予定であることが発表されており、初期ローンチに日本は含まれていません。

日本のゲーム機メーカーは海外に対しても大きなシェアを持っているため、今後世界的なゲーム関連業界の流れが「STADIA」に向くことで、業績への影響が懸念されます。

ただ、ゲームのプラットフォーム移植は技術的な難易度が高くないとのことですので、世界に誇る日本のゲームタイトルは今後「STADIA」でも展開されていくことが予想されます。

何はともあれ、今後続々と発表されていくであろう「STADIA」の新情報に目が離せません!!