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コロナ疎開はマスコミのデマ?モーニングショーで取り上げられたものの。。。

今週に入り、本格的に小中高の『全校休校』が始まりましたが、卒業式や入学式なども控え、関係機関では慌ただしい状況が続いているかと思います。

政府からは『全校休校』に対しての補償の話も出てはいますが、現実問題、急に仕事を休むことの出来ない親御さんも多いのではないでしょうか?

新型コロナウィルス感染拡大を防ぐため、と理解は出来てもなかなかフレキシブルに対応できるものではないですよね。。。

そんな中、3月3日のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で『コロナ疎開』というワードが取り上げられました。

「新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、ネット上で『コロナ疎開』という言葉が話題になっている」らしいのです。

コロナ疎開とは?

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い3月2日から小中高の『全校休校』が始まりましたが、「仕事を休んで子供の面倒を見ることのできない両親が、子供を遠方の祖父母などの家に預けること」を指すようなのです。

たしかに、緊急事態とはいえ、急に仕事を休めない方も多いと思いますし、子供を任せられる両親が近くにいるとも限りません。

また、人口密度が高い都市部に住む方からすれば、人口密度が低い田舎の方が安心できる気持ちも分からなくはありません。(祖父母が田舎に住んでいるとは限りませんが。。。)

ただ、気になって調べてみると、実際のネット上の反応は報道の通りではありませんでした。

実際のネット上の反応は?

私自身、『コロナ疎開』という言葉は聞いたことがありませんでしたので、そんな言葉が話題になってたかな?という思いで調べてみました。

その結果、同じような感想を持つ方が多くみられました。

実際、報道された後こそトレンドワードとして上位にランクインしていますが、それまではほとんど話題に上っていたという形跡は見られませんでした。

トレンドの推移は以下の通りです。

不安を煽るマスコミのデマか

結論から言うと、今回の報道はマスコミ主導のデマだと考えられます。

実際、報道前にも『コロナ疎開』という言葉は存在しました。

意味自体としては先述の通り変わりないのですが、SNS上でも10数件程度の投稿しかなく、「話題になっている」とはとても言えない状況でした。

耳障りが良い言葉ですし、現在の社会情勢を考えれば、いずれは本当に話題になっていた言葉かもしれません。

それを報道関係者が見つけてトピックとして取り上げたのかもしれません。

ただ、問題なのは「ネット上で話題になっている」という脚色をして視聴者に浸透させようとしたことなのです。

まとめ

ここ最近、トイレットペーパーや米、缶詰などに関するデマが話題となっていましたが、

新型コロナウィルスという未知の現象に対して、社会全体として日々不安が募ってきているかと思います。

そのような状況ですから、国民全体の関心が『新型コロナウィルスに関する報道』に集中しているのです。

そのため、マスコミとしてはより自分たちの報道へ関心を寄せてもらうために、多少の脚色や偏向報道でトレンドを創り出そうとしている感が否めません。

今回の件のように、これまでは話題になっていなくても、報道で「話題になっている」といえば、実際に話題になってしまうのです。

不安の火がくすぶっている状況で一歩間違えればパニックともなりかねません。

不安が不安を呼ぶ状況だからこそ、報道としての在り方をしっかりと考えないして貰いたいと切に願います。

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