打倒プリキュア!ガールズ×ヒロイン!シリーズ

ガールズ×ヒロイン!シリーズとは?

『ガールズ×ヒロイン!シリーズ』は、テレビ東京系の日曜 朝9時台前半枠(9:00~9:30)で2017年から放送されている女児向け特撮ドラマシリーズです。

最新のVFX技術を駆使した“次世代の特撮”として、放送開始から徐々に人気が高まっています。

今年で16年目を迎えるプリキュア(2019年は『スター☆トゥインクルプリキュア』)がアニメシリーズであることに対して、特撮で攻勢を仕掛けている注目の番組なんです!

プリキュアがテレビ朝日系の日曜 朝8時台後半枠(8:300~9:00)で放送され、玩具展開(スポンサー)がバンダイナムコ、制作が東映アニメーションであるのに対して、『ガールズ×ヒロイン!シリーズ』は、タカラトミー、小学館の少女向け漫画誌『ちゃお』と女児向け雑誌『ぷっちぐみ』が共同で企画したもので、テレビ東京、電通、OLMが制作しているんですね。

テレビ局や玩具メーカーが完全にぶつかり合う構図となっているのが大変面白いです。

また、『ガールズ×ヒロイン!シリーズ』は特撮であるため、ヒロインオーディションなどを通じて次世代を担う子役を発掘する発掘プロジェクトとしての側面を持っています。

今クール(2019年)は4月7日放送開始

本シリーズは、プリキュアと同じく1年1クールで年度ごとに新たなシリーズが始まります。

2017年は『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』、2018年は『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!』、そして2019年は『ひみつ×戦士 ファントミラージュ!』となっています。

初回放送は4月7日(日)あさ9時からスタート。さらに、前週3月31日(日)あさ9時からは直前特番を放送します。

第3弾となる今作は、絶対秘密の正義の怪盗“ファントミラージュ”が、逆逆警察によってイケナイヤーにされてしまった人から「イケない心」を頂戴して平和を取り戻すストーリーとなっています。

また、豪華キャストにも注目です!!

 

【ファントミラージュ】
○桜衣 ココミ(さくらい ココミ) / ファントミハート
演 – 菱田未渚美
主人公。明るく元気な女の子。

○明日海 サキ(あすみ サキ) / ファントミスペード
演 – 山口綺羅
頭がよくミーハーな性格で、いつもいろんなものをリサーチしてる。

○紫月 ヨツバ(しづき ヨツバ) / ファントミクローバー
演 – 原田都愛
ボーイッシュで落ち着いた性格で、家族を大切にしている。

【ファントミラージュの関係者】
○ファンディー
演 – 関口メンディー
ファントミラージュたちのボス。

○くまちぃ
声 – 本田翼
今作のマスコットキャラ。

○桜衣慎⼀
演 – 斎藤工
スイーツショップの経営をしているココミの父親。実は・・・

【逆逆警察】
○ギャンヌ署長
演 – 石田ニコル

○マギャク巡査
演 – 黒石高大

○アベコベ刑事
演 – ぺえ

総監督は前作に続き三池崇史監督!!

こちらも注目なのが、2017年から一貫して総監督を務めるのがあの有名な『三池 崇史(みいけ たかし)』さんだということです。

有名な映画としては、『着信アリ』、『ゼブラーマン』シリーズ、『妖怪大戦争』、『クローズZERO』シリーズ、『悪の教典』、『藁の楯』などが挙げられます。

また、他にも監督は以下のような輝かしい実績をお持ちなんです。

・2007年、アメリカの『TIME』誌の調査による「Top 25 Horror Movies(ホラー映画ベスト25)」で、監督作品の『オーディション』が日本映画として唯一選出される。

・2014年、第9回ローマ国際映画祭ガラ部門にて、監督作品「神さまの言うとおり」が、日本人初の「マーベリック賞」を授与される。

・2015年、第6回オアハカ映画祭にて、監督作品『極道大戦争』で最優秀監督賞を受賞。


ホラー映画を得意とされている方ですが、まさかそんな方が『ガールズ×ヒロイン!シリーズ』の監督をされているなんて驚きです。

確かに、ホラー映画は映像、効果などを有効に使って観客の心理を掴み、恐怖を駆り立てるように作られています。そういった技術が、子供たちの心理を掴む作品に活かされているのでしょうね。

世界に誇る日本映画監督が手掛ける特撮ドラマシリーズとあれば見逃せません!!

 

打倒プリキュアなるか?

女児向けの特撮は実写版セーラームーンから久しくなかったジャンルですが、そういったジャンルを求める声は少なくなかったようです。

対比されることの多いプリキュアは、アイテム+肉弾戦が基本でアニメだからこそ表現できる内容も多いと思います。(肉弾戦をリアルに表現してしまうと、殴る蹴るで引いてしまいますよね。。。)

その点、『ガールズ戦士シリーズ』はあくまでも実写であるため、アイテム+ダンスで攻撃することで差別化されています。

また、VFXをふんだんに使用した美しい映像や、ヒロインたちのダンスのキレが分かるのも実写ならではではないでしょうか?

テレビを観ながら、ヒロインに合わせて踊っている子供たちも多いと思いますが、アニメよりも実写の方が自然と体が付いていくような気もします。

現在、放送の裏にゲゲゲの鬼太郎、仮面ライダージオウがいる激戦区ですが、そんな中で3作目の制作が決まるということは、『ガールズ戦士シリーズ』の人気が高さが現れているのではないでしょうか。

プリキュア1強に待ったを掛けることが出来るのか、今後の流れに目が離せません!!