夏用マスクで蒸れ対策!本当に涼しいのはどれ?素材や構造別に実際の使用感を徹底検証!

昨日、緊急事態宣言が解除され、世の中に徐々に活気が戻ってきているように感じますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

管理人はというと、さすがに新型コロナ拡大以前と同じ、とはいきませんが、感染防止対策(マスクなど)をしつつ、だんだん外出の機会も増えています。

こう天気も良いと、外出するのも楽しくなりますよね。

ただ一つ問題が。。。マスクがとにかく暑い!!

日差しの中をちょっと歩いただけで蒸れまくって汗が出ます。。。

そこで、なんとかこの状況を改善できないかと色々調べてみました!

(先日、ユニクロのエアリズムマスクを買いに行って数百人の列に並んだものの、ギリギリ手前で整理券の配布が終わり、悔しくてムキになって調べましたww)

夏のマスクは熱中症などのリスクも

新型コロナの感染拡大から、様々なシーンでマスク着用はほぼ義務化されてしまっているような状況です。

自粛警察ならぬマスク警察なる人々まで現れています。

梅雨が終わり、これからの季節は今よりも更に気温が上がっていくことが予想されますが、そんな環境の中ではマスク着用による熱中症などのリスクが指摘されています。

因みに、一般的なマスクを装着している場合、マスク内(口回り)の温度と湿度はどの程度かご存知でしょうか?

なんと温度は「30℃前後」、湿度は「95%前後」なんだそうです。

そりゃ暑いはずですよね。

人間の体温は36度前後ですから、当然体内から排出されたばかりの空気は同じくらいの温度を持っているわけです。

また、体内は水分でが豊富にある環境ですので、呼気に含まれる水分も多いんですね。

冬場でこそ暖かくて良いですが、夏場などではまさに地獄。

また、マスク内の湿度が高いため熱中症の危険信号である”喉の渇き”を身体が認識しにくくなってしまうんだそうです。

つまり、熱中症待ったなしの状況となります。

でも、だからといって、マスクを着けずにいて後ろ指さされるのも嫌ですよね。。。

そんなわけで、涼しさを得られる夏用マスクの出番なのです。

涼しさを感じるために

では、「夏にマスクを着ける」という前提で、涼しさを得るためにはどうしたら良いのでしょうか?

新製品が次から次にどんどん出ていて、正直何が良いのか全く分からない状況ですよね。

管理人もまさにその一人です。

その結果、大手ブランドが大々的に広告している商品に飛びつき、何時間も並ぶことになったわけです。。。

ただ、いくら大手が出しているからと言って、それぞれに長所短所があります。

その点をしっかり理解していないと、「思ったのと違う。。。」とがっかりすることになってしまうのです。

各社の夏用マスクを見ていると、大きく分けて以下のように分類されます。

- 素材による涼しさ
- 構造による涼しさ
- 添加物による涼しさ

もちろん、それぞれを組み合わせて涼しさの相乗効果を狙っている商品も数多くあります。

各社、知恵を絞り合って急ピッチで開発を進めているんでしょうね。

以下では、夏用マスクに使用されている素材や構造などについて、詳しく紹介していきます。

- 素材による涼しさ

涼しさを感じる素材を考えたときに、主役となるのが、近年登場しさまざまな商品に活用されている『接触冷感素材』です。

「接触冷感」素材とは文字通り、触るとヒンヤリと感じる生地のことです。化学繊維ではレーヨンやキュプラがこの接触冷感に優れた性質を持っています。これは、①繊維中に水分を多く含むこと②熱伝導率・熱拡散率が高いこと③触った時に少し硬く感じる(シャリ感)こと、などが影響しています。

– 日本化学繊維協会『接触冷感

つまり、ざっくり言ってしまうと「触れるとヒンヤリする素材」(そのままww)なんですね。

接触冷感の素材として使用されるのは、主に化学繊維ではポリエステル、中間素材ではレーヨン、キュプラ、自然素材ではリネン(麻)、テンセルなどが挙げられます。

(因みに、触ったときにひんやりと涼しくなる程度の効果ですので、あまり過剰な期待は禁物です。)

【化学繊維】
化学繊維(主にポリエステル)は、石油を原料として作られる人工素材です。

メリットとしては以下のようなことが挙げられます。

[メリット] ・軽くて丈夫
・速乾性
・熱に強い
・変形しにくい

デメリットとして以下のようなことが挙げられます。

[デメリット] ・蒸れやすい
・色落ちしやすい
・ゴミや汚れがつきやすい
・静電気が起きやすい
・アレルギー体質の人は使用できない

速乾性なのに蒸れやすい?となった方もいるかもしれません。

化学繊維は吸水性が低い特徴がありますので、乾くスピード以上で汗をかいたりすると、蒸れたりべとべとしたりしてしまうのです。

そのため、肌が弱い人は肌荒れの原因になってしまったりもします。

【中間繊維】

中間繊維(主にレーヨン、キュプラ、テンセル)とは、自然素材を人工的に加工して作られた素材です。

作る際に、化学薬品を使用していることから中間繊維と呼ばれています。

メリットとしては以下のようなことが挙げられます。

[メリット] ・安価だが、高級感ある見た目
・シルクのような生地感
・通気性が良い

デメリットとして以下のようなことが挙げられます。

[デメリット] ・紫外線に弱い
・洗濯すると縮む可能性があり、ドライクリーニングが必要
・熱に弱くデリケートなため、アイロンがけには注意
・一部化学物質を使用するため、化学繊維ほどではないがアトピー・アレルギー体質の人は注意が必要

化学繊維に比べ、涼しさという点においては、通気性の良さから中間繊維を用いたマスクの方が夏に使用するには向いていると言えます。

ただ、洗濯などの取り扱いの点ではデリケートですし、紫外線が特に強い夏の使用を考えると、耐久度の点では劣ると考えられます。

【自然素材】

自然素材(主にリネン(麻)、コットン(綿))は、化学物質を含まない自然由来の素材です。

メリットとしては以下のようなことが挙げられます。

[メリット] ・肌触りが良い(コットン)
・吸水性が良い
・通気性が良い
・熱・紫外線に強い
・丈夫で長持ちする
・化学物質を含まないためアトピー・アレルギー体質の人でも使用できる

デメリットとして以下のようなことが挙げられます。

[デメリット] ・高価
・しわになりやすい
・シャリ感がある(リネン)

見て頂くとお分かりのように、自然素材はとても優れているんですね!

結論ありきで調べたわけではないので、正直管理人としても驚きました。

更に最近では、リネンとコットンを合わせたコットンリネンや、生地の織り方で涼しさを増したアイスコットンなども登場し、一部の人の間でとても人気なんだそうです。

少し高価なのが難点ですが、夏場にマスクとして使用するには自然素材がうってつけだと思います。

- 構造による涼しさ

まずマスクの構造と聞いてパッと思い浮かぶのは以下の3つではないでしょうか?

・平面型
・プリーツ型
・立体型

違いは見ての通り、四角い形で折り目(プリーツ)のついていないのが平面型、ついているのがプリーツ型、くちばしのような形で口回りに空間が出来るのが立体型です。

そして当然、口回りに空間が出来る構造のマスクの方が、肌に触れる面積が少なくて済みますし、呼吸がしやすくなるため、涼しさを感じやすくなります。

涼しさの度合いで言うと以下のようなイメージです。

平面型<プリーツ型<立体型

そのため、夏場に使用することを想定すると、立体型を選んでおくのが良いと思います。

- 添加物による涼しさ

涼しさを感じるために添加物(メントール、ハッカ油)などを使用している例もあります。

一般的なのは、マスクにメントールやハッカ油などのスースーする素材が練り込まれていて、装着時に清涼感を感じることが出来るというものです。

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ただ、こういったマスクは効果が長続きするわけではないので、使い捨てマスクに多くみられます。

また、普通のマスクに、そういった成分をスプレーで塗布することでも同様の効果が得られるそうです。

ただ、こちらも効果は一時的なものですし、清涼感を得るために度々スプレーしなければならないのは手間ですね。。。

あまり頻度が高いと肌荒れの原因になる可能性もあるようなので、あまりこの方法だけで涼しさを得ようとするのは難しいように思います。

ただ、夏用の涼しいマスクを使用した上で、更に涼しさを求める場合にこういった方法を取り入れていくのはありだと思います。

本当に涼しいマスクはどれか?

1つの記事でまとめる予定だったのですが、書き出したら思いの外長くなってしまいました。。。(汗)

何時間も並んでユニクロのエアリズムマスクを買えなかったことが相当悔しかったんでしょうねww

結論として、高価ながらも通気性・吸水性に優れた自然素材(リネン、コットン)を使用した立体型のマスクが一番の有力候補となりそうです。

繰り返し使える丈夫な素材である点も大きいですね。

また、頻繁にでなければ、メントールやハッカ油のスプレーも効果があるようです。

今回、どんな素材や構造が涼しさを得られるのかをまとめましたので、次回の記事では実際に販売されている商品についてまとめていきたいと思います。

その他にも新型コロナに関する記事を書いています。お時間がある方はご覧ください。

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