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新型コロナがうつりやすい場所は?外出の際の注意点

昨日は衝撃の政府声明が発表されましたね。

これまで後手後手の対応に回っていた政府ですが、ついに新型コロナウィルスの感染拡大に対し本格的な対応をし始めました。

各方面に賛否両論ある3月2日からの『小中高全校臨時休校』ですが、個人的には好意的に受け止めています。

確かに、あまりにも突然の方向転換に困惑は否めないですが、将来を担う子供たちへの健康被害を考えれば、やむを得ない判断ではないかと考えています。

今回の対策で感染拡大が食い止められるのかは現時点では不透明ですが、少なくともその効果を最大限発揮させるためにも、子供たち含め一人一人がこの措置の意味を理解し、対応していくことが必要不可欠です。

ただ、現実問題、休みに入った子供たちが大人しく自宅待機しているか、といえば、難しいと思います。

新型コロナウィルスはどのように移るのか、この点を家族でしっかりと共有しておくことが大切です。

子供たちへの感染拡大の監督責任が、学校から各家庭へとシフトしてきたと捉え、正しい知識を基にこの危機を乗り越えましょう。

新型コロナウィルスの感染力は?

新型コロナウィルスについて、とりわけ強く言われているのが『感染力』です。

昨年末に中国武漢から始まり、ものの1~2か月で世界中へ感染が拡大していることからも分かるかと思います。

現時点で感染力について具体的に数値化されてはいませんが、感染者との濃厚接触ではかなりの確率で感染することが分かっています。

厚生労働省のホームページではウィルスの特徴について、以下のように喚起されています。

このウイルスの特徴として、現在、感染を拡大させるリスクが高いのは、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境だと考えられます。

また、濃厚接触の定義として、以下のように示されています。

濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は二つあり、➀距離の近さと➁時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(目安として2メートル)で一定時間以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。

また、感染経路については以下のように触れられています。

(2)感染経路などについて
 これまでに判明している感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染と接触感染が主体です。空気感染は起きていないと考えています。ただし、例外的に、至近距離で、相対することにより、咳やくしゃみなどがなくても、感染する可能性が否定できません。

つまり、一般的に人混みと言われる状況では、どこにいても感染の可能性は否定できないのです。

更に、ここでは触れられてはいませんが、ウィルスが人の排泄物にも含まれる、という研究結果も出てきています。

このことから、経口感染(糞口感染)の可能性も考えられます。

(詳しくは別記事『新型コロナウィルス、公衆トイレで感染の危険 / 糞口感染の脅威!』をご覧ください。)もちろん、これらすべてを気にしていたら生活は送れません。

社会生活を送る以上、人との接触は避けられませんし、感染の可能性をゼロにすることは出来ません。

ただ、自らの行動でリスクを減らしていくことは出来ます。

感染のリスクが高い環境を避けようとする意識だけでもリスクを減らしていくことは可能です。

次にどういった環境において感染のリスクが高いのかを見ていきます。

屋外よりも屋内に注意

先述通り、感染を防ぐためには人混みに行かない、ということが一番です。

ただ、食材の買い出しや通院など、止むを得ない状況もあります。

そういったとき、どういった場所で感染がおこりやすいか、ということを知っていれば、感染リスクを下げることに繋がります。

まず、ウィルスの感染は屋外よりも屋内の方が起こりやすい、ということが知られています。

理由としては、空気の流れが常にある屋外では、常に新鮮が空気が供給されるため、感染者からウィルスが放出されたとしてもすぐに分散してしまうためです。

(もちろん、咳やくしゃみが届く至近距離にいる場合は別です。)

逆に屋内では、空気が停滞しやすく、感染者から放出されたウィルスが留まりやすくなります。

また、同じ理由で、屋内を移動しているときよりも、その場に留まっているときの方が感染が起こりやすくなります。

(移動中は自分の周りに空気の流れが出来るため。)

密閉空間では、感染者がいた場合、時間の経過とともにウィルスの濃度も濃くなっていきますから、そういった状況を避けることも重要です。

まとめ

こういったことから、外出する際に押さえておくべきポイントは以下です。

・人混みを避ける。(人との距離を長めに保つ。)
・出来るだけ屋外を移動する。(電車、バスなどを避け自家用車、自転車、徒歩で移動する。)
・同じ場所に留まらない。(手早く用を済ませる。)
・遊ぶときは屋外。(公園など広い場所。)

私たちが置かれている状況は、新型コロナウィルスの感染拡大によって日々厳しくなっています。

そのような状況の中で打ち出された『小中高全校臨時休校』です。

間違っても、春休みが長くなったと喜んで、人混みに進んで向かうようなことのないように祈っています。

(他にも新型コロナウィルス関連の記事を書いています。お時間があればご一読ください。)

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