新型コロナ感染拡大の勢いが止まりません。
特に都市部での感染者は、日を追うごとに増加しているような状況です。
先日は、国民的タレントの志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなりました。
『志村けん新型コロナで死去。ICUで人工心肺装置使用もなぜ助からなかったのか。亡くなるまでの経過は?』
また、プロ野球、プロサッカー選手の間にも感染が拡がっているようで、いよいよ本当に危機が迫っていると感じずにはいられません。
『藤浪晋太郎が新型コロナに感染!嗅覚異常(味覚障害)が初期症状として現われる』
そんな中、吉本新喜劇の未知やすえさん(56歳)が、肺炎症状に伴う治療のため一時休養することがと発表されました。
吉本興業の発表によると、4月1日から2ヵ月ほどの入院を予定しているそうです。
また、今回の入院に関して「新型コロナウイルス感染症ではない」と説明しています。
タイミング的に、肺炎症状と聞くととても心配になりますよね。
ですが、幸いにも、未知やすえさんは新型コロナではなかったということです。
ただ、あまり聞きなれない『間質性肺炎』とはどのような病気なのでしょうか?
間質性肺炎とは。新型コロナとの違いは?
私たちの肺は、肺胞と呼ばれる小さな空間が無数につながって形成されています。
肺胞に空気が入ることで、毛細血管を通じて血液中に酸素などを取り込むことが出来ます。
肺を構成するパーツのうち、肺胞以外の部分のことを「間質」と呼びます。
「間質」は肺胞のを取り囲んでいるのですが、このことによって、主に肺を支える役割を担っています。
『間質性肺炎』とはこの「間質」が炎症を起こしてしまう病気の総称なのです。
原因としては、膠原病(自己免疫疾患)、粉塵(ほこり)やカビ・ペットの毛・羽毛などの慢性的な吸入、処方薬・漢方薬・サプリメントなどの健康食品、特殊な感染症など様々あり、特に原因を特定できないものを「特発性間質性肺炎」といいます。
特殊な感染症を除いて、人に対してうつしてしまう可能性は低い病気と考えられています。
一方、新型コロナウイルスによる肺炎は「ウイルス性肺炎」に分類され、気管支もしくは肺胞に炎症が起こります。
間質性肺炎と新型コロナ感染症では、炎症が起こる部位が大きく異なるのです。
『間質性肺炎』の症状としては、息苦しさや咳など、一般的な肺炎と似通っている部分もありますが、症状が進むと肺全体が硬化していく特徴があります。
その結果、肺が縮んでいき、最終的には肺として機能しなくなる危険性があります。
つまり、感染が拡がる可能性は低いですが、病気としては決して軽いものではないのです。
未知やすえさんが2ヵ月の入院を要する理由も分かります。
今回、未知やすえさんの間質性肺炎の原因については公式には発表されていませんが、2か月もの間入院生活を送ることを考えると、決して症状が軽いものだとは思えません。
入院を機にしっかりと体を休めて頂いて、元気な姿をまた見せて欲しいです。
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